マイナンバー制度導入に向けての対応(直近の公表事項)

2015年9月9日

さて、みなさんマイナンバー制度導入に向けて、準備は順調ですか? 今回は直近公表された事項をご紹介致します。

1.個人番号カードの交付方式について

先日の新聞等でも紹介されていたとおり、日本に住んでいるすべての人に割り振る社会保障と税の共通番号(マイナンバー)の交付方式について新しい情報が発表されました。

その内容は、企業が自社の従業員の『個人番号カード』を一括で申請し、従業員個人が職場でカードを受け取ることができるようにするといったものです。

これにより、住んでいる市区町村の窓口に足を運ぶ手間を省くと同時に、窓口の事務手続きを軽減する事に繋がります。

発表内容によりますと、政府が近く経団連などに伝えるとされています。

参考画像

本年10月に個人宛てに配布される『通知カード』に同封されてくる申請書を企業が集めたうえで一括申請すれば、職場がある市区町村の職員が会社に出向いて本人確認をしたうえで従業員に配布する方法となります。

2.マイナンバーと基礎年金番号との連結延期へ

当初は、来年1月から社会保障と税の共通番号(マイナンバー)と基礎年金番号との連結が予定されていましたが、日本年金機構の情報流出問題を受けて、安全性が整備されるまでの期間として半年から1年延期する方向で調整されることになりました。

マイナンバー法改正案に対する民主党からの修正要請に応じる形で、今国会で成立する見通しとなっています。

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