【シリーズ連載】今、なぜBIの機能で、会計システムを選ぶべきなのか

2020年10月21日

経理のプロが認める会計システムはなにが凄い?
第1回「今、なぜBIの機能で、会計システムを選ぶべきなのか」

多くの企業の経営改善を行ってきた、バックオフィスや管理部門の実務のプロ集団「株式会社RSTANDARD」。その代表の清水氏が、様々な会計システムを使ってきた中で、「使える会計システム」の条件をシリーズで語るコラム企画。

ZeeM会計BIツール

会計システムはどれも同じ?・・・そんなことはない!

会計システムとは、種類こそ違いがあっても基本的には、仕訳作成・データベース作成・経営帳票作成をするものである。基本的な機能は同じでもシステムによって「使い勝手」に違いがあり、また、「出来ること」・「出来ないこと」に差がある。
現代の経営環境は、新事業の推進・多角化戦略の推進・M&Aの推進など目まぐるしく変動しているため、こうした環境変化に適した会計システムを知っておくことは損がない。
目まぐるしい経営環境のもと経営判断に必要な分析帳票も随時変化してきている。ひと昔前であれば、こうした分析帳票は、専門的部署が力業で作成していたが、属人化の排除や早期化の観点から高価なBIツールアプリケーションが使われることが多くなった。しかし、このBIツールには、次のような難点があることを見落としがちではないだろうか?

[1]セッティングが難しい

帳票を出力するためのセッティングが難しく、多くの企業では情報システム部門に依頼しなければならない。情報システム部門が無い場合や有っても余裕が無い場合は対応が難しい。

[2]帳票作成に時間がかかる

1つの帳票を作成するためにデータベースを理解したうえで、計算式を組み込んでいくため、帳票作成に相当な時間がかかる。研修を受けてもスムーズに作成できるとは限らない。

[3]外注してコストがかかる

新たな帳票を作成するたびに外注で作成するケースでは、毎回多額のコストが発生する。数十帳票を作成してもらうと数百万円以上かかることもある。

こうした状況から、帳票のアップデートを疎かにする、新帳票の作成を断念して古い帳票を使い続けるといった弊害も発生している。つまり、企業間競争で勝つために高価なBIツールを導入したのに、宝の持ち腐れ状態となっているのをよく見かけるのである。

ZeeM 会計のBI機能は「他には無い優れもの」

ZeeM 会計のBIツールは、会計システムに標準装備でありながら、リアルタイムに会計データベースをExcelにピボットできる優れものである。このBIツールは、月別・組織別(会社別)・勘定科目別・補助科目別・取引先別・セグメント別など様々な出力ができるだけでなく、なんと複数年推移もピボットできるのである。しかも、スタッフレベルでも自然と操作できてしまうほどの操作性である。筆者は、多くの会計システムを利用してきたが、出力したい情報をこんなに簡単に出力できるものは他には無い、と感じたのが正直な気持ちである。

こんなに簡単に会計データを出力できるのであれば、世の中の多くの経理部や経営企画部の助けになるだろうと思う。このBIツールを使っている企業とそうでない企業では、生産性が大幅に違うはずである。実際に筆者も毎月40帳票を取締役会に提出していたが、40帳票作るのにたった5分で出来るのである。他社のシステムでは、とても真似のできない芸当だ。また、スタッフでも容易に操作できるため、頻繁な経営資料の改定にも負荷なく対応できるのだから、企業間競争でその優位性を発揮することは間違いない。

下記の帳票は、全てZeeM 会計のBIツールで作成したものである。新規にテンプレートを作成するために要する時間は10~30分程度である。また、翌月以降は、更新処理と年月指定さえすれば良いので、1帳票10秒程度で完成するのである。ZeeM会計のBIツールを使っているスタッフが全国に増えてきているのも当然だろう。

ZeeM会計BIツール

是非、体験してほしい!
「ZeeM会計、BIツールの4つの特徴」

特徴【1】会計のデータベースに直結していること

多くの会計システムは、Excelが会計のデータベースに直結していないため、必要な情報を選択して抽出する必要があるが、ZeeM 会計はExcelが会計データの出力用に構成されたデータベースに直結しており、全ての会計情報を抽出することができる。そのため、仕訳1つ追加された場合でも、帳票に即時に反映できる。

特徴【2】Excelに会計データをピボット反映できること

多くの会計システムは、Excelにピボット反映することができないが、ZeeM 会計では、全ての会計データをExcelにピボット形式で反映できるため、行や列の項目を入れ替えるだけで様々な形式の表を瞬時に作ることが可能である。

特徴【3】複数年のデータを出力できること

多くの会計システムは、単年度のデータのみ出力できるというのが殆どであるが、ZeeM 会計は、複数年のデータを出力できる。複数年のデータを予算・実績・前年と比較できるため、増減分析や予算差異分析なども簡単にできる。

特徴【4】グループ会社のデータをまとめて出力できること

多くの会計システムは、1社のデータ出力ができるというのが一般的であるが、ZeeM 会計は、グループ会社の全てのデータをまとめて出力できる。グループのKPI帳票などの作成が簡単にでき、連結処理で煩雑な内部取引の抽出も容易にできる。

会計システムは、制度会計や管理会計を効率的に行うモノである。単に仕訳を登録して貸借対照表や損益計算書を作成する機能しか使っていないとしたら、とても勿体ないと思う。
企業間競争に勝ち抜いていくためには、登録された会計データを有効活用し、いかに効果的に経営判断するかがカギとなる。ZeeM 会計を体験したユーザーは、もうその良さに気づいている。

激変の経営環境だからこそ、ZeeM 会計を体験してみると良いだろう。

著者プロフィール

清水 武洋      株式会社RSTANDARD  代表取締役

株式会社RSTANDARD(アールスタンダード)・会社概要
スタートアップ企業から一部上場企業まで幅広く経理業務のアウトソーシング・経理のコンサルティング業務を中心に事業を展開。クライアント先で業務代行を行うだけでなく、低コストかつ最短で高度化した経理部門となるための方策を提案、変革するための支援も行うなど、専門コンサルティング領域にも力を入れている。
クライアントの成長に寄与することを使命として、スローガンである「Re-make The Standard(新たな付加価値を標準化に)」を掲げている。

※本コラムに記載された内容は執筆者個人の見解であり、株式会社クレオの公式見解を示すものではありません。

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